海外旅行保険が充実!おすすめのクレジットカード【ヒルトン・オナーズVISAゴールドカード】

2020年3月16日

ヒルトン・オナーズVISAゴールドカードは、私自身も長年愛用していて、とても使える1枚です。海外旅行保険が自動付帯しているだけでなく、家族も含めて補償対象となっているので、赤ちゃんや子供を連れての海外旅行ではとても頼りになります。

また、他にはない特典が、ヒルトン・オナーズのゴールド会員になれるという点です。ゴールド会員であれば、ヒルトンホテルに宿泊する際、客室のアップグレード朝食の無料サービスレイトチェックアウトといった、上級会員としての扱いを受けることができます。

ゴールドカードとなりますので、年会費が税込み14,150円とやや高額なのがネックですが、裏技を使うことで半額近くまで下げることができますので、コスパも良いです。

ヒルトン・オナーズVISAゴールドカード付帯の海外旅行保険

海外旅行保険の主な内容は次のとおりで、19歳未満の子供も対象となります。このクレジットカードのように、家族も対象となる海外旅行保険が自動付帯するゴールドカードを2枚持っておけば、家族の医療費も500万円近くまでカバーされることになりますから、かなり安心です。

項目カード保有者家族
傷害死亡・後遺障害 1,000万円1,000万円
障害治療費用300万円200万円
疾病治療費用300万円200万円
賠償責任5,000万円2,000万円
携行品損害50万円50万円
救援者費用500万円200万円
乗継遅延費用なし
出航遅延、欠航、搭乗不能費用なし
受託手荷物遅延費用なし
受託手荷物紛失費用なし

※ いずれも、自動付帯となる保険金の限度額です。また家族の範囲は、生計を共にする19歳未満の同居の親族などとなります。

特典:ヒルトン・オナーズのゴールド会員になれる

ヒルトン・オナーズは、ヒルトンホテルグループの会員制度です。ヒルトンホテルグループには、ヒルトンホテルに加え、ヒルトンホテルの上級ブランドであるコンラッドホテルなど、多くのホテルブランドがありますが、ゴールド会員となれば、これらのホテルに宿泊する際に様々な特典を無料で受けることができます。

通常は、ゴールド会員になるために、ヒルトングループのホテルに、1年間で40泊または20滞在することが必要となってきますが、なかなかこのような条件を達成することはできませんよね。でも、宿泊することなくゴールド会員資格を得ることができるのが、このヒルトン・オナーズVISAゴールドカードなのです。

ヒルトン・オナーズのゴールド会員特典には様々な特典がありますが、ここではメリットの大きな特典をご紹介したいと思います。

無料の朝食特典

豪華なホテルの朝食は、1人でも3,000円くらいかかってしまいます。ゴールド会員となれば、朝食が2人分無料となりますので、とてもうれしい特典です。同じゴールド会員でも、Marriott Bonvoyのゴールド会員には朝食無料特典はありませんので、朝食が2人分無料となるというのはとても大きな違いです。

赤ちゃん連れや子連れでの宿泊の場合、ホテルによって異なりますが、4歳、又は未就学児くらいまでは朝食無料となることも多いですし、赤ちゃんや子供を連れての家族で海外旅行をするときには、積極的に活用したい特典です。

レイトチェックアウト

規約上は何時までと明示されていませんし、チェックインのときに申し込んで、その時の状況次第で何時までのレイトチェックアウトができるのか決まることになるのですが、私の経験では、16時くらいまでのレイトチェックアウトは可能でしたし、混雑しているときでも、14時までなら、という対応もありました。

レイトチェックアウトができれば、宿泊した翌日も、ゆっくりランチをして、午後のんびりしてから空港に向かうということが可能となるのですが、赤ちゃんや子どもを連れた海外旅行では、空港に向かう直前までホテルで過ごせると、とても楽ですね。

客室のアップグレード

予約した部屋よりもいいお部屋に無料でアップグレードしてもらえます。どのようなお部屋にアップグレードしてもらえるかは、ホテルの空室状況やホテルの対応によって異なってくるのですが、ドーハのヒルトンではスイートルームにアップグレードしてもらったことがあります。

そこまでアップグレードされることは正直多くないですが、一番安い、景色の悪い部屋の予約でも、海側の眺めの良い部屋にアップグレードされて、快適にリゾートステイを楽しむことができたということは、よくあります。

子連れ海外旅行では、家族分の飛行機代だけでもかなりの負担となりますから、ホテルの予約では節約したいところです。ゴールド会員であれば、朝食が無料となるだけでなく、一番安い部屋での予約でも、いいお部屋に無料でアップグレードしてもらえるチャンスがあるのですから、コスパよく充実した旅行にするためには、ゴールド会員になっておきたいところです。

年会費を安くするための裏技

ヒルトン・オナーズVISAゴールドカード年会費が税込み14,150円と、やや高額になるのがネックになります。それでも、次の2つを実践することで、2年目以降の年会費は税込み7,550円とすることができます。この金額であれば、1回ヒルトンホテルに宿泊して、朝食無料特典を満喫すれば、しっかりと元が取れますね。

Web明細書サービスの利用

紙の明細書を毎月郵送してもらうのではなく、Webで明細書を確認する方法を選択すれば、1,000円+税の割引があります。ただし、1年間(12ヶ月)で12回ある毎月の請求のうち、6回以上請求があることが条件となっていますので、2ヶ月に1回くらいの割合で、少額でも良いので、クレジットカードを利用しておく必要があります。

マイ・ペイすリボ年会費優遇特典の利用

マイ・ペイすリボは、自分が決めた金額を毎月支払いその金額を翌月以降に支払っていくというリボ払いサービスです。支払いが毎月一定額になるため、計画的な返済ができるというメリットがあるのですが、金利が実質年率15%となり、とても高いので、リボ払いそのものについてはおすすめできません

しかし、マイ・ペイすリボの設定をすれば、年会費が5000円+税だけ割引となるという優遇が用意されています。この優遇が適用されるためには、年に1回以上のリボ払い手数料の支払いがあることが条件となります。

この条件は、2020年に発表されたばかりの新しいルールです。サイトによっては古い条件で紹介しているところもありますので、ご注意くださいね。

ちなみに、実際にリボ払い手数料がいくらになるかといえば、マイ・ペイすリボは、実質年利15%となりますので、金利の日割り計算をすれば、15%÷365日=約0.04%となります。

このため、例えばマイ・ペイすリボの支払いを5000円と設定しておき、5100円を利用すれば、翌月の支払いが5000円100円が翌々月へと繰り越しになり、翌々月の支払いが100円+金利2円(100円×約0.04%×40日=1.6円として計算)で済ませることができますので、かなり小さな負担で5000円の年会費優遇を得ることができるようになります。

リボ払い手数料は、利用額が小さくて短期間だと気にならないくらいの少額なのですが、年利は実質15%にもなりかなり高くつきますので、気をつけるようにしたいですね。

ヒルトン・オナーズポイントの使い勝手

ヒルトン・オナーズVISAゴールドカードを使うことで、1000円につき10ヒルトン・オナーズポイントが貯まります。

マイレージにも交換することができますが、JALやANAのマイレージに交換すると、10000ポイントで1000マイルにしかなりませんので、実質的に、1000円につき1マイルしか貯まらない計算となります。このため、マイレージに交換することはおすすめできません

ホテルの無料宿泊にポイントを使う場合、5000ポイントからホテルの無料宿泊に交換することができます。例えば日本国内だと、ヒルトン成田の20000ポイントが最低ポイント数となっています。1泊1.5万円程度だとすれば、1ポイントあたり0.75円くらいの価値になります。

また、ヒルトン・オナーズポイントは、ポイント&マネーを使って、5000ポイントから1000ポイント単位で宿泊料金に充当することができます。ホテルにより異なりますが、1ポイント=0.5円程度で充当できるイメージです。

少量から1000ポイント単位で宿泊にポイントを使うことができるので、使い勝手は良いと思いますが、ポイントの価値は低くなります。このため私は、ヒルトン・オナーズVISAゴールドカードは、海外旅行保険とヒルトンゴールド会員になることを目的に保有していると割り切って、積極的にはポイントをためていません。

まとめ

家族も補償対象となる充実した海外旅行保険が自動付帯し、ヒルトンのゴールド会員にもなることができるクレジットカードですが、年会費が半額になるのであれば十分に元が取れますので、長年愛用しています。

子連れ海外旅行を、クレジットカード付帯の海外旅行保険でまかなう場合には、ゴールドカード1枚だけでは心許ないところがありますので、お得なクレジットカードを見つけて複数枚保有しておきたいですね。

わたしたちは、SPGアメックスとこのヒルトン・オナーズVISAゴールドカードの2枚で、子連れ海外旅行に必要な海外旅行保険をしっかりとカバーしていますので、もし迷うことがあるようでしたら、まずはこの2枚をおさえてみてはいかがでしょうか。